潜入?! 日本銀行本店

2023. 10. 28

辰野金吾の設計で有名な日本銀行本店の見学ツアーに参加してきました。

今日は後半戦です。
と言うか最初の肖像画の部屋から進めてなかった笑

肖像画を見た後は、博物館のような部屋でした。
当日の総裁室や役員室が再現してあったり、当時の帳簿やファサードの図面などが紹介されていました。
帳簿はもちろん手書きですよ~!
肖像画のあった歴代総裁の部屋とこの日銀の歴史が紹介された部屋は
写真撮影禁止でした。。。

さてさて場所を移動して今度は地下の金庫室!!
この金庫室は創建当初のままなんです~(*゚0゚*)スゴー
金庫内には当時お札を運ぶのに利用していたトロッコのレール跡を見ることが出来ます!
そしてなんと言っても金庫の扉の分厚さ!!
金庫の扉は3種類紹介されていました。
ドイツ製の金庫、イギリス製の金庫、そして日本製の金庫。
日本製の金庫はイギリス製のを見本にして作られたそうです。
そんな金庫の中に入れちゃいます。

こんな感じで金庫内に色々展示してあって、ここは写真OKでした。
現金を運ぶのに使用していたマニ車と呼ばれる電車の紹介と、
世界初のお札の自動鑑査機もありました~!
あと、1千億円の雰囲気だけ笑
そしてもう来年にせまった新・日本銀行券(お札)です。
私は栄一よりも諭吉さんの方が好きです・・・
生まれた時から諭吉でしたからね、一番好きな顔です!!!
て言うかみんな好きですよね~ ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ* )アハハʷʷʷ

新券発行に向けてめっちゃアピールされてました。
下の2枚は同じ場所から写したものですが、フラッシュの有無によってお札の絵が
写る仕組みになっているそうです。
上のは右からと左からで絵が変わるようになっていました。


さて、金庫を見た後は最新テクノロジーが紹介されていました。
これまた写真禁止、と言うか撮ってもいいよと言われたところで後から見返して分かる?
と言うような場所でした。
どこかと言いますと、この建物自体の下です下!
この建物の下に土台を設ける免震工事を行ったそうで、
その土台部分を鏡に写して見えるようにしてありました~。
建物まるっと持ち上げて免震する方法だそうで、この規模は中々ないそうですが、
他の文化財等にも適用されている工法なんだそうです。
こうやって後世に繋いでいくんですね~

最後の見学場所は窓口業務を行っていた場所でした

レトロな雰囲気が好き(,,>ω<,,)スキ♡
窓口の感じは京都市文化博物館に何となく似ています~
(同じ設計者ですからね)

当時の姿を思い浮かべながら見学は終了です。
ちなみに終了の合図は拍子木が打ち鳴らされます。
この拍子木、始業と終業の合図として打ち鳴らされていたそうです。
始業時は3回、終業時は4回。
3回は「は・じ・め」、4回は「お・し・ま・い」
の意味ってのは本当かな?!

見学後はお土産をもらえます~。
ここでしか貰えないゴミです笑

ゴミはゴミでもお札を裁断したものです。
1万円は長くて5年、千円は2年程度で交換時期になるので、
古くなったお札は日銀(本店と各支店)で回収され細かく裁断されます。
一部はトイレットペーパーなどにリサイクルされ、それ以外は自治体で焼却処分となります。

その裁断された紙幣のクズをお土産に頂けます笑
これ、入ってる紙幣の割合が違うんですが、私がもらったのは色味的に万札が多かったです。
次に多かったのが千円札でコレって・・・程度に5千円札が混じっていました。
ちなみにこの紙幣屑でお札を復元することは出来ないですよ(;゚∀゚)

少しですがお土産売場もあって、日銀クッキーとか売ってました。
日銀本店の向かいには貨幣博物館があってこっちも面白そうでしたが、
今回は見学したのも最終組で見学終わってお土産見てたら閉館時間になってしまったので
見学出来ませんでした・・・
また次の機会に?!

日銀を設計した辰野金吾氏は佐賀県唐津の出身です。
そして先日、ニュースになっていましたが現存していない旧唐津小学校の礎石の一部が見つかったんですよ~。
唐津出身でも辰野金吾設計の建物が1つも残っていないそうで、
これは貴重な発見!!
旧唐津銀行は弟子の手によるものなので辰野金吾野設計!とは言えないんですよね・・・
(彼は東京駅の建設に従事中で弟子に任せざるを得なかったようです)

私は彼の建築、結構好きです。
洋の建物なのにどことなく和を感じさせるテイストが中々に素敵!

皆さんも見かけたらじっくり観察してみて下さい~