世界のバス窓から③-1

2024. 5. 2

世界のバス事情について何となく書き始めて3回目。
今日はアジア。
台湾の台北市内のバスについてです~。
と言ってもちょっと特殊?な路線バスかつ、進化の過程をご紹介!になります。
ついでに失敗談もつけてます笑
そして長いので2回に分けようかと思ってます。

台北も地下鉄が便利なので観光は地下鉄がオススメです。
プラットホームは台湾では「月台」って表記されてて、個人的に宇宙っぽくて好きですw
もちろん地下鉄の駅名は全て漢字表記。
発音できなくても漢字と感じで判読可能ですよ~。
(ちなみに中国ではプラットホームは站台と表記されます)

今回の路線バス、何が特殊なのかと言いますと・・・
台北市内を走るバスではなく台湾の超有名観光スポット

へ行くバスについてです。
日本では九份(きゅうふん)と呼ばれていますが、台湾ではジォウフンと発音します。
ちょっと十(じゅう)に近い発音なので九なのに十・・・
余談ですが十分と言う場所もあって、こちらはシーフェンと発音します。シーフェンも観光名所ですよ~!

話を戻しまして、
路線バスを使って初めて九份に行ったのは2012年の事なので12年前になります。
ガイドブックを参考にバスに乗り目指すは九份。
始発のバス停から乗ったので余裕で座れました~!!!
そう、座れたんです。座れたんですけど・・・
座席がね、ベンチみたいな座席でした。
駅とかにあるプラスチックっぽいツルツルの座席。
最初は良かったんですけど、長旅なのでいつの間にか寝てたんですが(荷物は死守)
山道に入った途端、座席の素材がツルツルやから滑る滑るで目が覚めました笑
カーブ曲がるたびに座面が滑るからズルーーッ、ズルーーーッ。
何かに掴まるか踏ん張ってへんかったらまともに座ってられへん(° д° ; )ォロォロ(; ° д°)
そして目的地の直前で最寄り駅まで電車で来た観光客がドバーーーーッと乗車。
もうキッチキチ!そのままバスは山道を登り続け、目的地に到着してドバーーッと降りていく人々。

私たちはガイドブックに〇〇辺りで降りると良い!て書いてあったから次くらいかな?とか言うて乗ってたら、
え?ええ?あ。。アレ?て思ってる間に山を下ってへんかコレΣ( ̄ロ ̄lll)
となって急いで降車ボタン押してどこぞで降りました。
(ドバーーーッと降りて以降、誰もおりひんかった)
次の停留所は例によって例のごとく、人がいなけりゃ停まらないシステムやから、
一体全体、何個の停留所を行き過ぎたのか不明。
そして降りたのは間違いなく思っていた九份ではない!
全然知らん山奥にぽつんと日本人(2名)


・・・呆然としつつも九份に行くべく、バスの走ってきた道を戻る。ひたらすら歩いて戻る。
この道中、どちらからともなく歌いだすこと数回。
♪呼んでいる~ 胸のどこか奥で~ いつも心躍る夢を見たい~
悲しみは~  数え~きれないけれど~ その向こうできっとあなたに会えるぅ~♪

呼んでない、胸の奥でも呼んでない、心も躍ってない・・・
けれど良い天気で山道のんびり歩くのも悪くはなかったです( ´∀`)bグッ
曲のタイトルは【いつも何度でも】ですけど、こんな経験何度でもはイヤやで!
教訓にはなったけど。

どれくらい歩いたか不明ですが、最終着きました。
観光はめっちゃ楽しかったです(v´∀`*) イエーイ♪
台湾茶飲んで景色見ながらゆっくりして、お茶菓子美味しくて最高やった!
この時は梨山烏龍茶飲んだの覚えてる。
茶器も可愛い~(๑•ᴗ•๑)♡カワイイ♡

茶器が可愛すぎて血迷って買ってまうところやったけど、
正直お値段は「おぉ。。。」ってなったんで思いとどまれました笑

で、帰りです。
先に言うとここには個人で合計3回来るんですが。
3回とも帰りがめっちゃくちゃ大変やった。
バスは来る、来るけど乗るのに大行列なんですよね・・・
それに台北に帰るバスだけちゃうから結構待つんですよ。
多分、この初回の時が1番すんなり帰れた気がする。
帰りはギュウギュウのバスに乗って帰りました。
・・・何で行きは電車で来たくせに帰りは電車で帰らへんのや!て思うくらい、
バスで台北に戻る人が多かった気がします。
夜になるとライトアップされてその光景が大人気の九份ですが、
この初回の時は夕方頃に帰ったので夜のライトアップは見てないです。

初の台湾はツアーやったんで個人での初・九份はバス降りるのに失敗したのが1番の思い出となりました笑
あと、あないにバスの座面が滑るんかと・・・
確かにイタリアとかのバスもツルツル座面なので滑るんですけど山道行く事なかったから油断してました。
日本の電車やバスがふかふか座面で乗り心地良くて最高~と気付く瞬間ですね。

皆さん、「ここちゃうやん!」と思ったら迷わず【降車ボタン】押して降りましょう。
早く押せば押すほど戻る距離は短くて済みますよ笑
多分、2~3kmは山道歩いたと思うんですよね・・・(遠い目

と言う事で、今回はここまでです!
次回は2回目と3回目をお伝えしようと思います。
ツルツル座面バスが大きな進化を遂げますのでお楽しみに?!