社員旅行in東北(宮城・岩手)群青色の縁起物編

2025. 8. 21

3月の社員旅行の備忘録・・・もう8月やで。

夕食を終えた後、館内イベントに参加してきました!
旅館の奥の方に歴史を感じさせる一角があり、そこで【館内歴史ツアー】なるものが開催されていました。
歴史ツアー
ストーブも趣があって良い感じ!
この歴史ツアーで知ったのが、このお宿【佐勘】の由来。
代々、秋保温泉の湯守をしてきたお家なんだそうですが、当主のお名前が【佐藤勘三郎】、略して【佐勘】
そして現在の当主(お宿の代表)、34代目 佐藤 勘三郎さん!!!
当主は【佐藤勘三郎】の名前も代々継承していることにビックリです。

この歴史ツアー、お話しを聞くだけでなく見るものもたくさん!
ここのお宿には高野山から持ち帰った【聖火】が約400年燃え続けてるんやって(*✪Ꙙ✪*)スゴーイ
聖火
小さく火が灯っているの見えますか~?
そしてそして、この趣あるエリアには色々と伊達家ゆかりの品も展示されていました!
伊達藩
甲冑にも記されている【丸に竪三つ引き紋】はいくつかある伊達家の家紋として最も古く、
有名な伊達政宗公もよく使用していたそうです。

もう一つ、仙台の伝統工芸品【松川だるま】も紹介させてください。
【松川だるま】が生まれるキッカケとなったのは、天保の大飢饉。
当時は伊達藩も大変やったみたいです。
そこで祈願+武士の内職として伊達家の家臣である松川豊之進が中心となり、
松川だるまが作られ始めたと言われています。
特徴的なのは【色】と【目】です。
だるまって「赤色」が普通ですが、この松川だるまは「青色」をしており、
「空」と「海」の色を表しているそうです。

もう一つの特徴が【目】
だるまって祈願が成就した際に片方の【目】を描きますが、この松川だるまは最初から両方の【目】が描かれています。
何でだと思いますか??
松川だるま 松川だるま 松川だるま
【目】&【伊達家】と言えば先ほども登場した有名な武将
 伊達政宗公
ですよね~。
諸説は色々とあるのですが、隻眼だった政宗公に配慮していると言う説があります。

あと、個人的に好きなのは【眉毛】です。
このだるまの眉毛、描かれてるんじゃなくて生えてる!
何かふさふさしてて可愛い カワ(・∀・)イイ!!

館内歴史ツアーでは【佐勘】の歴史だけでなく「秋保温泉」の歴史も紹介されていました。
秋保温泉は「日本三御湯(みゆ)」のうちの1つで、
天皇から「御湯」の称号を賜ったと伝えられています。
「御湯」の称号を賜った頃は秋保温泉ではなく「名取湯」と呼ばれてたんやって。
秋保温泉が開かれた時期は不明ですが、古墳時代にはすでに存在して有名だったことが分かっています。
と言うのも欽明天皇が患った皮膚病の治療のために名取湯(秋保温泉)の評判を聞いて、
その湯を京都まで運ばせたら治って感動!!!
その時に詠んだ和歌が残っているからなんです(*゚0゚*)スゴー
日本人、昔から湯治してたってことよね。スゴイね。湯治。

秋保温泉 – Wikipedia

と言う事で秋保温泉と青い縁起物【松川だるま】についてお伝えしました~